marimekko茶会 Episode I 西ノ内紙・マリメッコ・茨城県 常陸大宮市・和紙・楮・紙漉き・茶室 腰張り/section・海老澤宗香 茶道教室 東京九段・茨城笠間



5月3・4日 

茨城県陶芸美術館にて開催する
コスモスマリメッコ茶会コスモス


茶会には物語が必要です
テーマに添ったお道具を使ったり
室礼(しつらい・飾りつけのこと)

をしたりして世界観をつくりあげます

マリメッコ茶会ができるまでの舞台裏を

数回に分けてご紹介したいと思います



私は茶会を 催す場所 の

背景も大切だと思います
茨城県陶芸美術館での開催ということで
茨城県を代表する伝統工芸「西ノ内紙」
を使用することにしました

実は「西ノ内紙」は茶ノ湯にも大変縁が深く
茶室の腰張り

(壁の下方に張られている白い紙)

として古くから使われていました




その理由は
和紙の中の絹と評される上質な質感キラキラ

そして何といっても丈夫なことです
一度書くと墨がにじまず
火事の際には井戸に投げ込み
また乾かして使える目
ということから貴重な記録を残す紙として
日本全国で愛用されていました


現代でも 四代目 菊池大輔さんが
原料の栽培から完成まで手づくりされている
「紙のさと」を訪れました

 



資料館にて実演を交えながら
説明を聞くことができます

繊維をすいて作る紙は8世紀頃
中国から技術が渡ってきました
当時は繊維を水に浮かべて
簾ですくい乾かす方法



これが「簾(す)」

植物だけでなくボロ布の繊維
なども入れていたそうです

しかしそうして作った紙は厚く
乾燥にとても時間がかかり
1枚1枚板に貼って乾かすために
面積も必要でした

日本には人も物資も少なかったので
工夫を重ねてやっと今の技術ができたのです



西ノ内紙は「楮(こうぞ)」100%

楮は成長が早く1年で収穫できますが
繊維が太すぎるために 他の和紙には
収穫までに3年程かかる(つまり繊維が細い)
三椏(ミツマタ)や

雁皮(ガンピ)を混ぜます

西ノ内紙は周辺の土地が

砂状でやせていたために
楮の栽培には最適で
他には無い繊維が細いものが育ち
楮のみで和紙をつくることが出来たのです


和紙には皮のみ使用します
(中の白い部分は洋紙に使われるそうです)



表面の茶色い部分をナイフでそぎ落とし
ゴミを取り除くのが大変な作業だそうです



煮たり叩いたりして繊維を解いていきます




それを水を張った

「舟(ふね)」の中で広げますが



一生懸命かき混ぜても繊維の絡まりがあって
薄さの均一な紙が漉けません



そこで考案されたのが
トロロアオイ
この粘液を投入すると
一気に繊維同士が解けて
まんべんなく拡散していきます



 

「桁(けた)」に「簾」をセットして





繊維を敷いていきます

 


用途によって縦横絡ませる方法を
変えたりできるそうです
厚さ1mmに満たない世界に存在する技
シビれますドンッ



漉いた紙は
どんどん重ねてしまいます





トロロアオイの粘性は
時間が経つと失われるので
紙同士がくっつく心配はありません

つまり薄い何枚もの紙を重ねた状態で
干すことができ
紙干しに必要な面積が減りました

墨が滲まないのも
トロロアオイの成分が繊維をコーティング
しているためと考えられています

とっても優秀なトロロアオイの発見で
日本の紙漉き技術は格段に向上したのです



「紙のさと」では すき絵体験 もできます



見本をみて台紙つくりから挑戦



水が思い通りに動かず苦戦
こんな小さいのにビックリマーク紙漉きって難しいあせる

その台紙の上に色をつけた紙の繊維をのせて
描く方法を丁寧に教えていただきます





工房はたくさん光が入って心地よく
ゆったりした時間を過ごすことができます

私は西ノ内紙の原料「楮」を描きました



作品は後日郵送してくれます手紙


売店も併設していて
その場で西ノ内紙や工芸品を
購入することもできます





「紙のさと」
茨城県常陸大宮市舟生90
TEL/0295-57-2252
e-Mail/kaminosato@spice.ocn.ne.jp
営業時間/9:00〜17:30
定休日/毎週水曜日

 

 

 

茶会の演出に決まった形は無く
開催地の文化・歴史を汲み取ることで
オリジナルでありながら
土地に根差した空間ができあがります
おもてなし に郷土性は欠かせない要素です

 

 

マリメッコ茶会で「西ノ内紙」が
どのようにつかわれるか
楽しみにしていてください音譜

 

 

〇 marimekko茶会メイキングブログ

     〜茶会までの道のり〜

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またはコチラのブログをご覧下さい

 

 

 

 

【 marimekko茶会 】

 

日時 平成30年5月3日(祝) ・ 4日(祝)
10:00〜/10:45〜/11:30〜
13:00〜/13:45〜/14:30〜/15:15〜

会場 茨城県陶芸美術館
    当館地階オープンギャラリー
   マリメッコ茶室「真理庵」

 

席主  section

   沼尻宗真/海老澤宗香


定員 各回とも先着10名
   (先着順・事前予約可能)

参加費 500円

茨城県陶芸美術館にて
電話またはFAXでご予約受付中です
電話 0296-70-0011
FAX  0296-70-0012

 

 

 

 

 

【海老澤 宗香 茶道教室のごあんない】

次回の

 

お稽古は 2018年 4月21日(土)

毎月 歳時記と和歌のお話しつき音譜

1月から夜7時の回も追加しました


ワークショップは 2018年5月27日(日)

茶道の神髄「侘び」を体感する

ワークショップですキラキラ

 

いずれも経験問わず募集中ですビックリマーク

見学も歓迎しております

事前にご予約をお願いいたします

Email : WAXWANE29.5@gmail.com
※WAXWANEは小文字にして

メール送信してください

 

 

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