5月茶道稽古 夏越しの祓・京都 上賀茂神社・楢の小川・百人一首・鵜飼・水団扇/海老澤宗香 茶道教室 東京九段・茨城笠間



5月27日
海老澤宗香 茶道教室 お稽古日です
また新しく2名の生徒さんを迎えました


生徒さんの暮らしに役立てていただくために
次月の歳時記のお話をいたします
6月には 「夏越しの祓」 という大切な行事があります
「年越しの祓」 とセットで1年の半分ずつ穢れを祓うのです
茅の輪や 欠かす事のできないお菓子 「水無月」
の由来をお話しました

 

そして5月27日はなんと百人一首の日音譜
小倉百人一首を選定した藤原定家の日記 「明日記」
の1235年5月27日に百人一首に関する記述があることから
制定されました
と いうことで軸は掛けずに
鈴木其一筆の百人一首の短冊を綴じたものを飾りました



そもそも百人一首とは何かというと
定家が親友の宇都宮入道蓮生(鎌倉幕府お抱えの歌人)に
京都の小倉山にある山荘の襖を和歌の色紙で飾って欲しい
と頼まれ定家が選定した百首の歌のことなのです

百人一首の素晴らしいところは
600年代〜1200年代に渡りバランスよく選ばれ
2首ずつペアになっていることです
1番天智天皇と2番持統天皇は父と娘であったり
それにとどまらず全体の並びも意識されていて
例えば40番平兼盛の歌と41番壬生忠見の歌は
「忍ぶ恋」の題で開催された歌会での
名勝負を後世まで伝えられた2首なのです

今回のお稽古で取り上げた歌は
「夏越の祓」にちなみ 百人一首から



風そよぐ 楢の小川の夕暮は

        御禊ぞ夏の しるしなりける 
                     従二位家隆 

(そしてこの歌のペアは藤原定家ビックリマーク偶然に大興奮アップ
現在も京都の上加茂神社に流れる 楢の小川 では
6月30日に 夏越の大祓 が行われます



私がいった夏越の大祓の様子
紙の「人型」に氏名と年齢を書き
それで悪い部分を撫で奉納すると
日暮れ頃 神職たちの祝詞ともに

楢の小川に流されお祓いをします
儀式の間絶えることなく松明が焚かれ
幻想的な空気に包まれました




他の室礼のテーマは 「鵜飼」
5月11日に岐阜で解禁となり
今年は念願叶い行ってまいりました


水の街 郡上八幡

 

 

 


 

暗闇に6艘分の赤い火が並びます
篝火は赤松を燃やし
木の焼ける良い匂いがして
数メートル離れていても熱いのです
鵜匠の低い掛声が印象的で
想像していたよりも凄い迫力に見とれました

 



頑張っている鵜たちは茨城県生まれ
応援にも熱が入ります


(詳しくは沼尻氏の記事をご覧ください)






こちらは岐阜の伝統工芸品
「水うちわ」
船上で鵜飼を楽しみながら 川の水に浸し
仰ぐと涼しいといわれ
漆で描いた上からニスでコーティングしてあるので
透き通っていて見た目にも涼しげです





お菓子はお土産の 「うかい鮎」




お干菓子は紫陽花をイメージした寒氷



床の花入は魚籠





今回は炭手前もしました
お茶では炭を入れる灰
「灰形」といって灰匙で整えます



当日来てくださったお客様の為にだけ整えるので
その証として
一番初めにする炭手前で
お客様の目の前で傷をつけるのです









来月の お稽古は 6月24日(土)
ワークショップは 6月25日(日)

詳しくは下記ごあんないを御覧ください
【海老澤 宗香 茶道教室のごあんない】

(教場の庭の写真を追加いたしました)

 

 

 

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