6月茶道稽古・空海庵/海老澤宗香 茶道教室 東京九段・茨城笠間



6月26日と28日
横倉先生率いる 東京 「空海庵」
にて代稽古をさせていただきました

世界を飛び回り活動されている
超多忙な横倉先生のお手伝いです

一任いただき恐縮ですが
違った環境に身を置けるのは
大変光栄なことです



以前 空海庵の皆様と催した
「渓声茶会」
でも書かせていただきましたが
お茶をとても楽しんでいらっしゃいます
自発的で熱心なお稽古となりました


大阪での茶会に向け
茶箱の 「月」 を特訓されているかた




茶碗荘の復習をされるかた




お子さんと入門されて
進度を競い合っているお母さんも
いらっしゃいました
やはり仲間がいるというのは心強いメラメラ

お子さんは小学4年生の男の子
どうか 続けて欲しいです
私は実家が茶道教室でしたが
中学生あたりから なかなか
寄り付かなくなったので…
ちょっと心配ショボーン


しかし国際社会の現代
自国の文化に精通することは
海外のかたと交流するうえでも
アイデンティティーを保つうえでも
絶対に必要なことです

何歳から始めても
遅いということはありませんビックリマーク



大変刺激的な時間をいただきました




 

 

 

 

茨城県陶芸美術館での

 

・ 第24回日本陶芸展 企画呈茶会「出展作家の茶碗で一服」

日本陶芸展作家のお茶碗で抹茶を召し上がってみませんか音譜

 

・ 3回完結茶道のきほん講座

1日1時間 全3回の講座 目 学生 未経験のかたもぜひ

 

電話 0296-70-0011 (茨城県陶芸美術館)

にてご予約承っております

よろしくお願いいたします

 

 

 

正座が必要ないお稽古できます

見学だけでもどうぞ

【海老澤 宗香 茶道教室のごあんない】

次回の お稽古は 7月22日(土)
 ワークショップは 7月23日(日)

事前にご予約をお願いいたします

Email : WAXWANE29.5@gmail.com
※WAXWANEは小文字にしてメール送信してください

 

 

6月茶道稽古 七夕の節句・牽牛・織姫・棚機女・冷泉家・水無月・四ヶ伝/海老澤宗香 茶道教室



6月24日
は海老澤宗香茶道教室のお稽古

毎月生徒さんの暮らしに役立てていただくため

次月の歳時記のお話をしています


来月 7月といえば七夕




そもそも 「タナバタ」 という言葉
不思議ではありませんか
その語源の歴史は古く
古事記に 棚機女(たなばたつめ)
の記録が残っています

古来から日本では神様に
食べ物や布を奉納していました

不浄の地面から離れた
高所に建てられた小屋で
乙女が機を織りながら神を迎え
一晩共に過ごし
翌朝には村中の汚れを
持ち去っていただくという儀式
その乙女が「棚機女(たなばたつめ)」
と呼ばれたのでした



奈良時代に中国から渡って来た
牽牛と織姫の物語
織姫と棚機女が同一視され
日本史ではタナバタと
言われるようになりました



同時期に中国からもたらされた
7月7日の儀式が 「乞巧奠」
中国では女官たちが裁縫の上達を願う儀式でした
日本では百人一首をつくった
藤原定家の末裔である
「冷泉家」が現代でも行ない続けています

旧暦7月7日の朝
庭に「星の座」が設けられます

 

牽牛と織姫へ捧げる

海や山の幸

琵琶に琴

絹糸や秋の七草

などが飾られます



星の座はお家で七夕の飾りをする

良い参考になります
今回は夜星を映して眺める
角盥 の飾りをヒントに



平鉢に水を張り
梶の葉を浮かべました



鉢は笠間焼の寺本守さん造


そして
夕暮れまで蹴鞠をし
夜になると音楽を楽しみます
座敷に天の川に見立てた白い布を敷き
それを挟んで男女が向かい合って座り
恋の歌を夜通し歌い交わすのです



かささぎの 渡せる橋に おく霜の
   白きを見れば 夜ぞ更けにける
                     中納言家持

星座の世界ではベガとアルタイルを結ぶのは
デネブ 白鳥座ですが
中国から伝わったお話では
「鵲」 が織姫を牽牛の元に渡しました

霜 という表現が蒸し暑い夏の夜と対照的に
冴えわたる真白な天の川を連想させますね



昔から七夕には笹に飾り付けをしていました


京都国立博物館所蔵「七夕文様帷子」


その中でも
現代ではあまり見られなくなった
笹飾りを再現してみました




三色の正方形の和紙を半分に折り
中に梶の葉を挟んで
五色の紐で結んで吊るします






花は夏椿
この花入れには
未央さんという数寄者さんが
奥様との愛の歌を添えています



お稽古は四ケ伝
なのでお菓子は3種です



6月30日は夏越の祓え
年越の祓えとセットで
半年分の穢れを祓う大切な日です
ひと足先に生徒さんたちには
祓っていただこうと
「水無月」 を用意しました


添えは鶴屋吉信の柚餅

と水菓子(フルーツ)です



パッケージも可愛らしいピンクハート


干菓子には父から伊勢神宮参拝のお土産
絲印煎餅
生糸に縁があるので七夕にもぴったり



絲印について  (播田屋HPより)

室町時代以降中国からわが国に輸入された生糸
一荷にそれぞれ異なる銅印一個をつけ
到着の証として受領証書にこの印を押しました

印文も取引用語を抜きにして
弄花吟月 愛春惜秋等の風流語
など風雅なものばかりで
明時代の精巧な鋳金術をそのままに
当時の工芸美術品の代表的なものと言えます

太閤秀吉もこの絲印を愛し
公文書に押す自らの朱印もいくつか秘蔵していました




初心者のかたは割り稽古です



脚の痛みに集中されては勿体ないので
椅子でのお稽古
毎回お客様も体験していただきます


お稽古の後は生徒さんが持ち寄ってくださった
美味しいものを囲んでミニパーティーになります音譜

 

 

 

 

 

 

正座が必要ないお稽古できます

見学だけでもどうぞ

【海老澤 宗香 茶道教室のごあんない】

次回の お稽古は 7月22日(土)
 ワークショップは 7月23日(日)

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茨城県陶芸美術館での

 

・ 第24回日本陶芸展 企画呈茶会「出展作家の茶碗で一服」

日本陶芸展作家のお茶碗で抹茶を召し上がってみませんか音譜

 

・ 3回完結茶道のきほん講座

1日1時間 全3回の講座 目 学生 未経験のかたもぜひ

 

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よろしくお願いいたします

 

 

 

日枝神社 献茶式 添え釜/海老澤宗香 茶道教室 東京九段・茨城笠間

 

6月17日
山王日枝神社で献茶式があり
添え釜の水屋をお手伝いさせていただきました

「献茶」とは神様 仏様 に抹茶を供えることで


わび茶の世界で大切にされている「茶禅一味」という観念は
茶道 と 禅 とは一体であるという意味です
それまでの仏教では人は死後 仏となり救われますが
禅ではこの世で生きている己も仏であるという考え方をします
茶室に必ずある「床の間」は神様仏様がいらっしゃる場所であり
まず神様仏様に抹茶をお供えし お客様にふるまい
我も飲むことで 席中が一体となるのです
なので 献茶 は茶ノ湯の大切な精神性を伝えている
重要な儀式です





「献茶式」では家元宗匠が抹茶を点て
参列者も神仏からのおながれの抹茶を拝復席でいただき
他にも 茶席 や 点心席(お弁当) も設けられ
何百人もの人が集まり楽しむ行事となっています

 


1日に700人もの人が集まり
1席60人程になります
広い席全体に目を配り
1碗1碗届けるだけでも大変な苦労です
添え釜を担当されるお社中様には
席中のみに集中していただけるように
今回私は裏方に徹するお仕事です
灰形を切り
大切なお道具をお預かりして
席が滞りなく進むように
ひたすら抹茶を点てました



茶筅を振る時に
肘の位置を固定して
手首を柔らかくして
腕に力を入れないようにすると
百碗点てても疲れませんチョキ

始めは茶碗の中の抹茶がこぼれる位
おもいっきり縦に(円ではなく)シェイクして
(ここで長く振りすぎるとお茶の香りが飛んでしまいます)
泡ぶくがたったら茶筅を上げ 表面をなでて
泡を細かく潰して
最後に茶筅で「の」を書いて中心に泡を集めると
美味しそうに点ちます合格

泡がたたない場合は
・抹茶の粉の量を多くする
・熱湯で点てる
とほとんどの場合解決しますグッド!



お客様の笑顔や
「美味しかった」など
声をかけていただけると
もてなす側も元気になりますアップ
1日中立って動き続けていたのに
皆さん晴れやかな笑顔でした虹

 

 

 

 

 

 

 

茨城県陶芸美術館での

 

・ 第24回日本陶芸展 企画呈茶会「出展作家の茶碗で一服」

日本陶芸展作家のお茶碗で抹茶を召し上がってみませんか音譜

 

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正座が必要ないお稽古できます

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【海老澤 宗香 茶道教室のごあんない】

次回の お稽古は 6月24日(土)
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川邊庄造先生 茶ノ湯釜展 呈茶席・日本橋三越本店/海老澤宗香 茶道教室 東京九段・茨城笠間

 

6月15日

川邊庄造先生の茶ノ湯釜展 での

呈茶席のお手伝いをしました

 

 

茶ノ湯は元々男性の嗜みでした

残されている古いお道具は

大らかで堂々としてキリッと

しています

特に釜は大きいです

 

炭手前 というお客様の目の前で

炭を焼べる所作があるのですが

座ったまま釜を持ち上げます

目一杯熱湯が入った鉄の塊をですあせる

 

現代では茶ノ湯を楽しんでいる

殆どが女性なので

美しい点前には

筋トレも欠かせません筋肉

 

 

 

しかし庄造先生の作品は

現代の茶人を意識して造られていて

小ぶりで端正

 

蓋の摘みが鮮やかな緑や青の

ガラスでできていたり

 

トンボの地紋の羽が

銀で描かれていたり

 

女性が炭手前をしても

絶対に絵になる音譜

とワクワクしました

 

 

 

 

呈茶席の釜も庄造先生の車軸釜

これは以前に先生が

伊勢神宮に奉納したものと同じ形で

蓋が 鏡 で 胴には 剣 と 勾玉 の地紋

三種の神器を表しています

 

鐶付が米俵で可愛らしいですね

伊勢神宮では神様に奉納するために

お米を栽培しています

 

鶴首の滑らかな肌から

車軸部分のゴツゴツとした表現の変化

たまりませんドキドキ

 

 

 

席主はブルース濱名先生

濱名先生はハワイのかたで

京都の裏千家学園茶道専門学校に

留学生としてきて学びました

そのまま講師として残り

日本に茶道を学びに来る外国の方々に

何十年も茶道を教えてきた先生です

 

そんな先生のお道具は国際色豊かビックリマーク

「見立て」 の技術が半端ないのです

(見立てとは本来違う目的で造られたものを

茶道具として使うことです)

 

 

ヘレンドのボトルクーラーを水指に

 

ヨーロッパの七宝焼きの容器に

大樋焼の蓋をつけて茶器に

 

 

 

お茶碗の産地も

ハワイ

ブラジル

ウズベキスタン

スペイン

台湾…

各国の生徒を京都で指導してきた

濱名先生の元には

世界中からお茶碗が集まりました

感謝の結晶ですキラキラ

 

 

 

そして1番ビックリしたのが

この 籠花入

 

 

先生の自作 ポーン でございます

 

これは真似できないにしても…

見立ての数々

手作りする事の楽しみ

改めて茶ノ湯の自由を

感じていただけたかと思います

 

大宗匠の代からお家元の近くで

茶ノ湯をしてきた濱名先生だからこそ

説得力があります

遠く離れる程

本来ではない形式に縛られ

雁字搦めになっている場合も

多いのではないでしょうか

 

 

『三代 川邊庄造 茶の湯釜展』

日本橋三越本店6階 美術特選画廊にて

6月20日まで開催されていますので

是非実際にご覧になってください

 

 

 

 

 

【海老澤 宗香 茶道教室のごあんない】

次回の お稽古は 6月24日(土)
 ワークショップは 6月25日(日)

事前にご予約をお願いいたします

Email : WAXWANE29.5@gmail.com
※WAXWANEは小文字にしてメール送信してください

 

 

 

茨城県陶芸美術館での

・ 第24回日本陶芸展 企画呈茶会「出展作家の茶碗で一服」

・ 3回完結茶道のきほん講座

も TEL 0296-70-0011 (茨城県陶芸美術館)

にてご予約承っております

よろしくお願いいたします

 

 

告知!3回完結茶道のきほん講座・茨城県陶芸美術館・基礎知識・歴史・茶会・マナー・抹茶/海老澤宗香 茶道教室 東京九段・茨城笠間

 

3回完結茶道のきほん講座

〜飲んで点てて知る〜

 

7月23日 「茶道の基礎知識」 のもよう

8月27日 「茶会のマナー」 のもよう

9月24日 「ご自宅でできる抹茶の点て方」のもよう

 

 

 

茶道は格式が高く日常とはかけ離れた世界…

と思っていませんかはてなマーク

 

そんなことはありませんビックリマーク

 

興味はあるけれど膨大な時間がかかって正座が辛い

というお稽古の現実を知って断念されたかた

お茶会に参加したいだけなのだけれど…

教えてくれるところがない

というかたも多いはず!!

 

茨城県陶芸美術館にて

月に1日、1時間 全3回 で

茶道のきほんが身につく講座を開講いたします

 

・ 正座は苦手だが茶道に興味が有る、知りたい

・ 効率的に短時間で必要な事を身につけたい

・ 以前茶道を習っていたが復習したい

・ 抹茶を自宅で楽しみたい

・ お茶会に参加してみたい

・ お子さんと一緒にお茶を楽しみたい

 

というかた是非ご参加ください

学生のかたも大歓迎です

全て椅子での講座で

毎回お菓子と抹茶つきです

 

 

 

過去の講座で茶道未経験のかたが点てた抹茶

1回で美味しい抹茶を点てることが出来るようになります

 

7月23日 「茶道の基礎知識」 のもよう

8月27日 「茶会のマナー」 のもよう

9月24日 「ご自宅でできる抹茶の点て方」のもよう

 

 

茨城県陶芸美術館にてご予約承っております

TEL : 0296-70-0011

 

 

【日時】

毎月第4日曜日(12月のみ第3日曜日)

10時〜11時

 

【場所】

茨城県陶芸美術館内 講義室

(茨城県笠間市笠間2345)

 

【受講費】

3000円(3回講座分)

 

【定員】

1クラス定員10名

 

【講師】

海老澤 宗香

 

【講座内容】

全講座 椅子での受講です

 

❶ 茶道の基礎知識 60分

・わび茶成立の歴史

・抹茶の栽培・製法

・お菓子でみる日本の四季

・干菓子とお抹茶つき

 

❷ 茶会のマナー 60分

・マナー(お茶会に参加するうえで配慮することと、その理由)

・持ち物(必要な持ち物と使い方)

・実 習(和菓子とお抹茶を召し上がっていただきながら解説)

 

❸ ご自宅で出来る抹茶の点て方 60分

実際に抹茶を点てます(和菓子つき)

 

 

第1回生

7/23(日) ❶ 茶道の基礎知識

8/27(日) ❷ 茶会のマナー

9/24(日) ❸ ご自宅で出来る抹茶の点て方

 

第2回生

  8/27(日) ❷ 茶会のマナー

  9/24(日) ❸ ご自宅で出来る抹茶の点て方

10/22(日) ❶ 茶道の基礎知識

 

第3回生

10/22(日) ❶ 茶道の基礎知識

11/26(日) ❷ 茶会のマナー

12/17(日) ❸ ご自宅で出来る抹茶の点て方

 

第4回生

11/26(日) ❷ 茶会のマナー

12/17(日) ❸ ご自宅で出来る抹茶の点て方

  1/28(日) ❶ 茶道の基礎知識

 

 

茨城県陶芸美術館にてご予約承っております

TEL : 0296-70-0011

 

 

 

 

《 講師 》

海老澤 宗香 soko ebisawa

武蔵野美術大学 建築学科 卒業

裏千家学園茶道専門学校 茶道科 卒業

京都 中村外二工務店

を経て現在に至る

 


 

 

 

 

 

【海老澤 宗香 茶道教室のごあんない】

毎月 和歌と歳時記のお話付の茶道教室をひらいております

 正座が必要ないお稽古ビックリマーク や

 茶道の神髄「侘び」を体感するワークショップキラキラ

も開催中  見学も歓迎しております

 

事前にご予約をお願いいたします

Email : WAXWANE29.5@gmail.com
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告知!日本陶芸展 出展作家の茶碗で一服 呈茶会・茨城県陶芸美術館/海老澤宗香 茶道教室

第24回日本陶芸展 企画呈茶会

「出展作家の茶碗で一服」

 

 

展示では眺める事しか出来なかった

日本陶芸展出展作家 のお茶碗を実際に手に取り

抹茶を召し上がってみませんか

 

涼しい室内で、椅子席をご用意しております

予約も茨城県陶芸美術館にて承っております

 

【会場】

茨城県陶芸美術館 (茨城県笠間市笠間2345)

地下1階オープンギャラリー

 

【日時】

7月15日(土)

8月19日(土)

 

10:00〜/10:45〜/11:30〜/

13:00〜/13:45〜/14:30〜/15:15〜

 

【定員】

各席 10名程度 (先着80名)

椅子席を多くご用意しております

 

【料金】

500円

 

【席主】

海老澤 宗香

 

茨城県陶芸美術館にてご予約承ります

TEL:0296-70-0011

 

 

 

過去の茨城県陶芸美術館 (波山住宅内) での

呈茶会のようすもご覧ください

1月 祝の席

2月 福々の席

3月 桃の席

 

 

 

 

 

 

 

【海老澤 宗香 茶道教室のごあんない】

次回の お稽古は 6月24日(土)
 ワークショップは 6月25日(日)

事前にご予約をお願いいたします

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茶室にサブライムは必要か 磯崎新と藤森照信の茶席建築談義・中村外二/海老澤宗香 茶道教室 東京九段・茨城笠間

西洋式の学問を学んできた人にとって
分類や系統立てることが出来ない事柄は
学問として成立しません

だから茶ノ湯という分野は学問にならず
茶室・茶席というのも曖昧で
それに添うようにして好まれてきた
「数寄屋」 は
実際に建物として存在していながら
「建築」 ではない
と過去の建築家たちには否定され続けてきました

そんな モヤっとしている部分に切り込み
磯崎新さんと藤森照信さんが建築家という立場から
茶席について語り合っている本



お二人はまず
人間にとって建築とは何か
というお話をしています

建築の始まり それは
 石を 「立てる 」ことだ
横になっている物を立てる事で
その物に存在を与え表現することだ
と仰っています




そしてその原動力は
サブライム (崇高性) を感じること


「立てる」 という儀式性が
立花や抹茶を 「点てる」 という
表現に繋がったのではないか
というお話もとても興味深かったです



実際に茶室をつくっているお二人の結論は

建築物としては正統では無い
茶席というものを分析して
建築として成立させた磯崎新さん

茶席を建築たらしめるには
サブライムが必要だとした藤森照信さん

ゼロから何かを創造する人は
やはりアーティストでありたいのでしょうか
産みの苦しみというのは相当なものだし
つくった物自体に価値を見出したい
というのは当たり前です


しかし
私がお世話になった
中村外二工務店 の 親方

中村義明さん は
自身がつくる建築を 「入れ物」 だと断言しました

 親方は井口海仙さん(裏千家13代円能斎の3男)の元で茶を学びました
 現在もお宅に伺うと自ら点てた抹茶でもてなしてくださいます

茶ノ湯の歴史を辿っても
サブライム = 掛軸 であり
それを飾るための 「床」
を中心に展開する茶事・茶会です



この本の中でも
茶室とは茶道具のひとつである とか
展示・鑑賞空間である という
解釈も紹介されていますが その通りである
し それはつまり簡単な話ではないのです

広さに対する天井の高さ
床の間の奥行
座敷なのか椅子での目線なのか
そんな数字で解決できる
見せ方の問題だけではありません
親方は
茶席を使う亭主の10年、20年後まで想像します
どんな茶人になるか
その時はきっとこんな道具を持っているに違いない
そんな亭主がするお茶の最高の引き立て役となれる
「入れ物」 をつくるのです



それから
数寄屋とは色々なものを組み合わせて
「無地」 をつくるということだ
とも仰っていました
数寄屋には様々な建築材料が使用される
きれいに削った木、皮の付いたままの木
竹、葦、土、畳
なのに全てが調和し一体となっている空間







人間の目は

意識はしていないけれど
何層にも塗られた漆の層を実は見抜いているから
深みを感じると言われています

何気なく見ているだけでも
鴨居の厚み一分の違い
障子の桟一厘の違い
丸太の削り具合
繊細な人間の感覚はそれらを察知して
心地よさを感じたり しているのです









 

来月の お稽古は 6月24日(土)
 ワークショップは 6月25日(日)
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5月 侘び を体感する茶道ワークショップ・歴史・抹茶・花/海老澤宗香 茶道教室 東京九段・茨城笠間



5月28日
教場での2回目のワークショップ
「わび茶でおもてなし」 を開催いたしました


今回参加してくださったのは

着付けを学んだので
着物で出かける機会を増やしたい

過去に少しお茶のお稽古をしていたけど
再び興味が沸いてきた

全く経験が無いけれど茶道を知りたい

というかたがた



ご自宅のテーブルで抹茶を点てる方法を
実践する前に

より深く簡単に茶ノ湯を知っていただくために
わび茶成立の歴史や
抹茶の栽培法 製造 効能
をスクリーンを使いお話いたします



本を読んだけれどなかなか理解できなかったので
短時間で分かりやすい話を伺えてよかった
という嬉しいお言葉をいただきました爆  笑

茶ノ湯の歴史は沢山の枝別れをしているので
手を付け始めると収拾がつかなくなるのです
本にまとめられたものは全ての史実を盛り込んで
それに付随する歴史の勉強も必要だったり…
生半可な気持ちでは紐解けない茶ノ湯の歴史を
このワークショップでは 「わび茶の成立」 までを
10分で把握することができます合格
と言っても今ある全ての流派が
「わび茶」から派生しているのですよチョキ



抹茶を点てる実演では
見立ての道具を用意しました



皮製のお盆に
槐の木から彫られた容器にお茶を入れ
茶碗は紫陽花の透かしが入ったガラスのボール
茶杓はおしゃれなスプーンでも素敵です


お客様に抹茶をお出しする際に
自分で集めたお道具でおもてなししたら
会話も弾みますし
散歩や旅行先でも
これは茶器になりそう音譜
と探す楽しみが増えます






このワークショップのメインイベント
花を入れることで茶道の神髄に迫る
 という思い切った言いようですが
本当なんです

花を入れる前に 茶花とは何ぞや
という説明をさせていただいてから始めますので
普段お花に触れる機会が無いかたでも
楽しんで 熱心に 入れていただけます



花にご自身を投影したり
言葉の持つイメージを形に起こしたり
テーマカラーから創作したり
おひとりおひとりお話を伺うのですが
違った物語が広がります



それをその場に居る全員で共有し
ご自身で感じたこと考えたことを
改めて気づいていただけたり
他のかたの違った視点を知り
新たな発見や想いに繋がったり



自由に表現をすることで
新鮮なエネルギーが生まれ
私も活力をいただきますアップ



【皆さまの作品】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




参加してくださった皆さま
本当にありがとうございました





 

茶道経験の有無は問いません

学生さんも是非ご参加ください
よろしくお願いいたします

 

 

ワークショップの詳しい流れは

茨城県陶芸美術館でのもよう(動画)
教場での初回のようす   をご覧ください

 



来月の お稽古は 6月24日(土)
 ワークショップは 6月25日(日)
【海老澤 宗香 茶道教室のごあんない】

事前にご予約をお願いいたします

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5月茶道稽古 夏越しの祓・京都 上賀茂神社・楢の小川・百人一首・鵜飼・水団扇/海老澤宗香 茶道教室 東京九段・茨城笠間



5月27日
海老澤宗香 茶道教室 お稽古日です
また新しく2名の生徒さんを迎えました


生徒さんの暮らしに役立てていただくために
次月の歳時記のお話をいたします
6月には 「夏越しの祓」 という大切な行事があります
「年越しの祓」 とセットで1年の半分ずつ穢れを祓うのです
茅の輪や 欠かす事のできないお菓子 「水無月」
の由来をお話しました

 

そして5月27日はなんと百人一首の日音譜
小倉百人一首を選定した藤原定家の日記 「明日記」
の1235年5月27日に百人一首に関する記述があることから
制定されました
と いうことで軸は掛けずに
鈴木其一筆の百人一首の短冊を綴じたものを飾りました



そもそも百人一首とは何かというと
定家が親友の宇都宮入道蓮生(鎌倉幕府お抱えの歌人)に
京都の小倉山にある山荘の襖を和歌の色紙で飾って欲しい
と頼まれ定家が選定した百首の歌のことなのです

百人一首の素晴らしいところは
600年代〜1200年代に渡りバランスよく選ばれ
2首ずつペアになっていることです
1番天智天皇と2番持統天皇は父と娘であったり
それにとどまらず全体の並びも意識されていて
例えば40番平兼盛の歌と41番壬生忠見の歌は
「忍ぶ恋」の題で開催された歌会での
名勝負を後世まで伝えられた2首なのです

今回のお稽古で取り上げた歌は
「夏越の祓」にちなみ 百人一首から



風そよぐ 楢の小川の夕暮は

        御禊ぞ夏の しるしなりける 
                     従二位家隆 

(そしてこの歌のペアは藤原定家ビックリマーク偶然に大興奮アップ
現在も京都の上加茂神社に流れる 楢の小川 では
6月30日に 夏越の大祓 が行われます



私がいった夏越の大祓の様子
紙の「人型」に氏名と年齢を書き
それで悪い部分を撫で奉納すると
日暮れ頃 神職たちの祝詞ともに

楢の小川に流されお祓いをします
儀式の間絶えることなく松明が焚かれ
幻想的な空気に包まれました




他の室礼のテーマは 「鵜飼」
5月11日に岐阜で解禁となり
今年は念願叶い行ってまいりました


水の街 郡上八幡

 

 

 


 

暗闇に6艘分の赤い火が並びます
篝火は赤松を燃やし
木の焼ける良い匂いがして
数メートル離れていても熱いのです
鵜匠の低い掛声が印象的で
想像していたよりも凄い迫力に見とれました

 



頑張っている鵜たちは茨城県生まれ
応援にも熱が入ります


(詳しくは沼尻氏の記事をご覧ください)






こちらは岐阜の伝統工芸品
「水うちわ」
船上で鵜飼を楽しみながら 川の水に浸し
仰ぐと涼しいといわれ
漆で描いた上からニスでコーティングしてあるので
透き通っていて見た目にも涼しげです





お菓子はお土産の 「うかい鮎」




お干菓子は紫陽花をイメージした寒氷



床の花入は魚籠





今回は炭手前もしました
お茶では炭を入れる灰
「灰形」といって灰匙で整えます



当日来てくださったお客様の為にだけ整えるので
その証として
一番初めにする炭手前で
お客様の目の前で傷をつけるのです









来月の お稽古は 6月24日(土)
ワークショップは 6月25日(日)

詳しくは下記ごあんないを御覧ください
【海老澤 宗香 茶道教室のごあんない】

(教場の庭の写真を追加いたしました)

 

 

 

茶ノ湯展 を織るサロン茶会・東京国立博物館/海老澤宗香 茶道教室 東京九段・茨城笠間

 

5月20日
東京国立博物館にて開催されている
「茶ノ湯」展
そこに展示されているお道具と同等の物に触れて
お茶を楽しもうという企画

「茶ノ湯」展を織るサロン茶会

長谷川宗佳先生とともに いってまいりました

会場は東京国立博物館の構内にある「応挙館」
荘厳な書院で襖や壁ほぼ全面に円山応挙が墨絵を描いている
絵に囲まれた空間なのにとても静かな世界が広がっていて
心が落ち着きました

 



近代の数寄者 益田鈍翁 が寺院から書院だけ買い取り
邸内に移築したここで 重文「佐竹本三十六歌仙絵巻」を切り離し
仲間と分けたというエピソードを持つ建物です



席主は北見宗幸先生

わび茶をつくった時代の茶人は
熱心な禅修行者でもありました
利休やその周りの人々が禅問答を書き残した巻物を
床脇に飾り それとつなげるように

點茶(点茶)と書かれた掛物が床に

その下には展示品と同時代の青磁の花入
展示をご覧になったかたは
透き通るような青が印象に残っていると思います
花入には水がたっぷり入っていて
北見先生も 「生き返る」 という表現をされていましたが
本当に表面にまで水が染みわたっている様な透明感でキラキラして
控えめな白い紫蘭が更に瑞々しさを引き立てていました




書院といば長板や棚を連想いたしますが
今回は展示に添い考えた結果運びの設えとなったらしく
伏見焼の前身である焼き物の風炉に兜釜
大きな竹の根元でつくられた水指など
珍しくて力強い点前座

 

菓子鉢は野村美術館所蔵のねじ紋染付鉢
ねじり方向が互い違いに描かれているものが上手
など鑑賞のポイントも教えていただき
次に来た鉢も染付・・・
と思いきや東洋に影響を受けたデルフトだったり


主茶碗は川端康成が愛し甲書きを残した
道入の茶碗
3碗目に当代の吉左衛門をだし
当代に見られる光悦の影響と
光悦作品と道入作品の類似性などに触れ
多くの銘品に触れてきた
北見先生の体験に元ずくお話の数々が
大変興味深く昂りっぱなしの席でしたアップ





展示ではショーケースにひとつひとつ並べられていますが
それらから選んで(取り合わせ)つくりこまれた世界観が
茶道具の命です


また使い込んだり 年月を経てこそ良くなる物も多いのです
茶碗など土物は使い方によって様々に変化をしていくので
「育てる」と表現して楽しみます


漆は古くなると色が透けていきます
今回の茶会の薄器も展示品と対になる利休在判のもので
間近で見ると木目が見えるほど透け
トロンとした表情をしていました


古い物の歴史的価値や素晴らしい作家の技というのはありますが
茶道具の美点は人に大切にされ続けたから残ったということ
茶ノ湯展の道具にはひとつひとつに存在感があります
建物も人が入らないと急速に痛み朽ちていきますが
人は目に見えないパワーみたいなものを発している気がします
それが想いを寄せる道具に込められ
生き生きとさせているのでは

わび茶は「人」だとおっしゃる先生もいます
道具自体の価値を見るのではなく
込められた想いや 伝えてきた人々に思いを馳せる
茶ノ湯の深い味わい ドキドキ






ショップでは楽しい取り合わせの提案も音譜

「茶ノ湯」展 まだ行ってないかたは是非

 





今月の お稽古は 5月27日(土)
ワークショップは 5月28日(日)
詳しくは下記あんないをご覧ください

【海老澤 宗香 茶道教室のごあんない】

 

 

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